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筋肉痛の原因と対処法【1】

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筋肉痛の原因と対処法【1】

こんにちは☆

骨先生(@info_honesensei)です(^^)

北海道にお住まいのシャケさんより、ご質問いただきました。ありがとうございます!

筋肉痛が辛いので和らげる方法を教えてください。

久しぶりに運動をしたり、家事や労働でカラダを酷使した際、いつも使っていない筋肉があれれ?と痛くなった、いわゆる筋肉痛の経験はみなさんありますよね。

筋肉痛はなぜ起こるのか?その原因とその対処法を3回に渡ってお伝えしますね。

1回目はまず、筋肉痛が起こる骨格筋と呼ばれる筋肉の仕組み筋肉痛の原因について簡単に説明していきます。

筋肉には3種類に分類される

普段なかなか意識することはないと思いますが、私たちのカラダには「骨格筋・心筋・平滑(へいかつ)筋」と呼ばれる、大きく分けて3種類の筋肉が存在しています。

まずは、それぞれを簡単にご紹介しますね!

骨格筋はカラダを自発的に動かすことに必要な筋肉で、足や腕などみなさんが一般的に筋肉と呼んでいるものにあたります。また、運動などで鍛えて増やせる唯一の筋肉であり、自分の意思で動かせる筋肉なので「随意筋」と呼ばれます。

心筋は、わかりやすくて心臓の筋肉のことです。

平滑筋は、胃や腸など心臓以外の内臓の壁にある筋肉です。心筋と平滑筋は鍛えることができず、自分の意思では動かせないために、「不随意筋」と呼ばれています。

この中で、皆さんが筋肉痛になるのは、もうお分かりかと思いますが、骨格筋ですね!
骨格筋は、筋線維と呼ばれる直径0.1mm前後の、円柱状の細長い細胞が集まってできています。
筋線維が筋内膜によって束ねられたものが筋線維束と呼ばれ、それがさらに束ねられて筋上膜で覆われ、1つの筋肉を構成しています。(覚えなくて大丈夫です。笑)
つまり、筋肉は何層にも重なった構造になっていることにより、強度を保っています

上記のことを踏まえた上で、次に筋肉痛の原因について、一般的なものを2つ挙げて説明してみます。

原因【1】筋線維の損傷によるもの

まずは、先ほど少し説明した、筋線維が損傷することによって起こるパターンを流れによって説明します。

運動や重労働などで、同じ筋肉を繰り返し酷使したり、普段使っていない筋肉いきなり使う

筋線維に傷がつくと(ごく小さな目では見えないレベルのことも)その周囲に白血球やリンパ球などが集まる。↓

損傷した細胞を修復するための炎症反応が起こり、知覚神経を刺激して痛みを発することがある。=筋肉痛

つまり、筋肉痛として痛みを感じているとき、私たちのカラダは修復作業を行っているということですね。痛いけれど、健気で憎めないですね(笑)

原因【2】脱水により体内循環が悪化して起こるもの

次に、脱水により体内循環が悪化して起こる場合もあります。
特に暑い季節や、過酷なスポーツなどをしていると、一つ目の原因と合わせて起こりやすくなり注意が必要です。流れに沿って説明していきますね。

運動や重労働などで発汗し、脱水の状態になる。↓

体内循環が悪くなり、血行不良から組織の酸素不足になる。↓

周囲の細胞から放出された代謝産物が蓄積される。↓

筋肉の収縮と弛緩が部分的にうまくいかなくなり
筋肉が凝って硬くなった状態になる。↓

硬くなった筋肉が、他の筋肉に引っ張られて違和感や痛みを感じる。

また代謝産物の刺激も痛みの原因と言われています。

 

まとめ

・筋肉の一部に傷がつく→筋肉痛
・水分不足により筋肉がかたくなる→筋肉痛

 

簡単にまとめると、この2つの原因によって起こるといえますね。

もちろん、どちらか一方だけではなく、双方が原因となって起こることもあります。その場合はやはり症状も重症化しやすいでしょう。

原因がわかったとことで、次回からは、原因から考える対処法についてお伝えしますね。

少しでも参考になれば嬉しいです!
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