平成30年10月3日、東京都三鷹市の小学校 家庭教育学級様からのご依頼で、
『骨を意識して健康になる!~骨先生®と学ぶ 体験型 姿勢セミナー~』を実施いたしました。
PTAの役員様をはじめ、ご参加下さった地域の親子約40名に、
・ママにも子どもにも役立つ正しい座り方
・姿勢を歪ませないランドセルの背負い方
・ケガや病気の予防に効果的な栄養の摂り方
などを、お伝えしました。
今回は、通常開催している『骨を意識するだけで痩せるセミナー(骨セミナー)』を親子用にアレンジ。
まずは、ママに坐骨で正しく座る方法と、それを子どもに教えるときのコツをレクチャーし、授業終わりで合流した子どもたちに、実際に教えてみるということをしてもらいました。
小学生になると、45分の授業を座って聞いたり、家で学習の時間を持ったりするようになりますが、最近は姿勢の悪い子が増えています。崩れた姿勢で座っていると、身体の歪みが発生するだけでなく集中力も持続しないため、学習効果も低下してしまいます。
そうした問題を払拭するためには、まずは正しい姿勢で座ることが大切です。
「坐骨での座り方」は、普段開催している『骨セミナー』でも痩せるための基本としてお伝えしていることであり、ママにとってのシェイプアップ効果も期待できます。
ただ講義を聞いてもらうだけでなく、座り方や教え方を、実際に体験してもらいながら進めていきました。
また今回は、近年、荷物が重く、子どもの姿勢に悪影響を及ぼしていることが問題視されていることを受け、正しいランドセルの背負い方についてもお教えしました。
通常、荷物は体重の10%を超えると姿勢を保つのが難しいと言われています。小学校低学年の体重平均は25~30㎏程度であるため、荷物の重さは3㎏までが理想ということです。しかし、今回小学校でセミナーをさせていただくにあたり、事前に子どもたちの荷物の重さを量ってみると、この数字を大きく超えていました。子どもたちは、身体に大きく負担がかかる荷物を毎日背負って通学しているのです。
この負担を少しでも軽くするためには、正しい位置でランドセルを背負うことが欠かせません。セミナーでは、実際に子どもたちのランドセルを使用して、肩紐の長さを調整していただきました。
通常の『骨セミナー』では大きく身体を動かすことはしていませんが、今回は親子で楽しくエクササイズをしてもらえたらと思い、音楽に合わせての体操も行いました。
最初はカタイ表情で話を聞いてきた皆さんも、身体を動かすと自然に笑顔がこぼれ、リラックスした雰囲気で受けていただくことができました。
最後は、質疑応答の中で出てきた食事面のこと、栄養のことなどをお伝えし、約2時間のセミナーを終了しました。
人間は本来、正しい姿勢を知っていて、小さな子どものうちは意識しなくてもできているものです。それが、大きくなるにつれて、様々な要因で崩れた姿勢になっていきます。
お子さまであれば少し教えてあげるだけで自然と正しい姿勢に戻りますし、大人も意識することで徐々に身に付けることができます。
体力をつける上でも、学力をつける上でも、正しい姿勢を保つことは大切です。
今回、セミナーを受講して下さった親子の皆さんが、正しい姿勢で健やかな毎日が送れるようになっていれば幸いです。
家庭教育学級の皆さま、ありがとうございました。
※当方では、全国の小学校や団体からのご依頼を受け付けております。内容については受講いただく方々によって柔軟に変更が可能ですので、遠慮なくご希望をお申し付け下さい。
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骨先生® 柴田郁恵
(取材・撮影・文:向井雅代)