Contents
子どもの頃からできる運動や習慣について
こんにちは☆
骨先生(@info_honesensei)です(^^)
愛知県にお住まいのえっちゃんさんからご質問いただきました。ありがとうございます!
就学前の子どもが二人いるママです。子どもに運動系の習い事をさせようか悩んでいます。おススメの習い事や、子どもの頃からできる運動や習慣について教えてください。
ご質問者さんのお子さんの年齢は2歳と5歳とのことですので、そろそろ習い事などさせたり、身体発達についても気になる年齢ですよね。
子どもの身体発達の段階からみると、就学前と就学後ではおススメの運動や習慣が異なりますので、解説していきますね。
就学前について
習い事なしでもOKな理由とは
結論から書きましたが、就学前には無理に運動系の習い事をしなくて大丈夫です。お仕事や育児で毎日忙しい親御さんは、習い事に送迎するのも一苦労!毎日大変で・・・という声は私の周囲でもよく聞きます。(我が家は2013年生まれの女児がいます)
では、なぜ習い事をしなくても大丈夫かというと、就学前の子どもは脳とカラダをリンクさせる発達段階にあるからです。
就学前の時期は、その発達段階には個人差が大きいので、場合によっては、集団での習い事によくある体育会系の規律を守った行動が、心身ともに窮屈なこともあります。
例えば、同じ学年内であっても生まれ月によって、その差は1年!ですから、発達段階の差があって当たり前。逆に遅く生まれても発達が早い子もいますし、それはひとりひとりのペースなのです。
カラダを動かすのは好きだけれど(カラダの発達)、まだルールは理解できない(脳の発達)子どもが、習い事の際に思うように楽しめなかったり、指導者に叱られたりすると、習い事がつまらなくなり、運動そのものも嫌になってしまうパターンも多いため、就学前はその子の好きなようにカラダを動かす習慣を見守ることが大切です。
屋外での放牧スタイルがおススメ
牛じゃないのに放牧って言ってすみません(笑)でも、理想はそのくらい自然の中で、のどかな感じが理想だなと思うのです。理想ですよ。
天気の良い日は、なるべく屋外で遊ばせましょう。安全を確保しながら(親が見ていてあげれば)歩く、走る、転ぶ、跳ねるなど、自由な遊びの中でカラダを動かせば十分です。
さらに、公園などが使えるようでしたら
・砂や砂利の地面
・アップダウンのあるところ
・腕も使ってよじ登るところ
などがあれば、自然と様々な関節を使って動く練習になりますよ。
太陽の光を浴びるとカラダにも頭にもいい
先ほど、屋外をおススメしましたが、太陽の光を浴びると骨の形成に欠かせないビタミンDが体内でつくられることを覚えておいてもらえたらと思います。
夏は直射日光を避けて30分、冬は60分程度、1日のどこかで日差しを浴びるのがお子さんのカラダの成長発達には重要です。
さらに、太陽の光を浴びると脳内にセロトニンという物質が分泌され、ストレス解消や集中力アップ、気持ちが明るくなるなどの効果も期待できます♪
そういう私は、外遊びが嫌いなので・・・保育園にお任せしていますが。あはは(;’∀’)
就学後について
圧倒的に座る時間が長くなる問題
その一方で、就学前と比べて親が気にかけなくてはならないのが、1年生からの深刻な運動不足です!
40分、45分授業を毎日多くて5、6時間でしょうか?お住いのエリアや学校のカリキュラムにもよると思いますが、基本的に座学のときは座りっぱなしですし、立ってウロウロしたら注意されます。
就学前とは異なり、圧倒的に座っている時間が長くなるので、育ち盛りの子どもにとって、こんなにしんどいことはありません。もしかしたらデスクワーカーの方は気持ちがわかるのでは?
さらに、身長やカラダの大きさに合わない椅子や机を使用していたりすると、無理な体勢がしんどいので、さらに姿勢が悪くなり、歪みはじめると考えられます。
座り方の基本は子どもの場合もどうように、坐骨座りです。明らかに椅子の高さがあっていないときは、坐骨座りができる高さの椅子を選べるように担任の先生にお伝えしてみてください。
必要に応じて習い事でカラダを動かす
学校にいる間の座っている時間は、座りやすい環境を作ることをベースにしつつ、就学後こそ、運動系の習い事でカラダを動かすことをオススメします。
人気の習い事はスイミングが王道ですが、浮力を利用しながらの運動は、骨の成長の面から考えると少々不十分な面もあります。地面との接触の衝撃から伝わる骨の成長を促す作用はとても重要です。また自分の体重を支えられる筋肉が効果的に鍛えられるのも陸での運動ならではです。水陸両方の習い事や遊びができると理想的ですね。
また、お仕事をされていたりなかなか送り迎えなど難しい場合には、無理に通わなくても大丈夫ですよ。就学前と同じように公園などで遊ばせておいてください。(安全面に配慮し、どなたか保護者の見守りは必要ですが)
その際には、ちょっとした工夫をすることが大切です!可能でしたらいつも同じ場所よりもたまに違った場所で遊ぶほうがいいのです。
なぜなら、子どもはいつもと違う環境に行くと、自然に脳とカラダをたくさん使って新たな遊びを作り出すからです。
子どもの脳とカラダの相互作用は、親から与えられた遊びよりも、自分自身が遊びを創造する過程で大きく成長します。(就学前も同様です)
屋内遊びだったとしても、遊び方を教えるのではなく、自由な発想で遊ばせることで成長発達を促しますので、やはり放牧スタイルで(笑)見守ることが大切ですね♡
・就学前は外で元気に遊ばせればOK
・1年生からは、運動系の習い事ができればベスト
・脳とカラダを使う機会を作ってあげること
以上です。
少しでも参考になれば嬉しいです!
シェアも大歓迎(^^♪